自律神経失調症4つのタイプ
自律神経失調症には4つのタイプがあります。
1. 心身症型自律神経失調症
自律神経失調症には4つのタイプがあります。
まず心身症型自律神経失調症というのは、仕事や、人間関係などの過剰なストレスが原因となって起こるもので、主として身体症状が前面に現われます。
これは完璧主義の傾向が強く、無理をしたり、何かにつけ頑張りすぎるくらい頑張ってしまう人がなりやすいと言えます。
また、自分の感情を押し殺して周囲に合わせ過ぎてしまう人もなりやすいようです。
当然、「NO」が言えない人、何かと他人の期待に応えてしまう人も同様です。
このタイプの人にはストレスを溜め込みやすい傾向があります。
ストレスがかかってもそれをストレスとは思わず、知らないうちに過剰なまでのストレスを溜め込んでしまうことが多いものです。
その結果、自律神経のバランスが崩れて発症しやすいのです。
2. 神経症型自律神経失調症
心理的な問題が大きく影響して起こるのが、神経症型自律神経失調症です。
身体症状と共に、不安やこだわり、イライラなどの精神症状も強く現われてきます。
雑念にとらわれやすく、集中力や記憶力の低下を訴えることも多いものです。
もともと神経が過敏でこだわりが強く、ちょっとしたことが不安になったり、気になったりしやすい人が発症しやすいようです。
また、他人に対する依存心も強い人が多いようです。
このタイプの人はストレスには弱く、気にしなくてもいいことまで気にする傾向が強いので、自分でストレスを作ってしまうこともしばしばです。
自分で自分を追い込んでしまうと言ってもいいでしょう。
こういう人がいったん自律神経失調症になると、頻繁に体調を気にしすぎるために、よけい症状が悪化しやすくなります。
一番いいのは、症状があってもあまりこだわらなければいいのですが、性分でそれがなかなかできないのです。
それで回復が遅れ、長引くことになるのです。
3. 抑うつ型自律神経失調症
抑うつ型自律神経失調症の人は、初めは身体症状ばかりが気になって仕方がないのですが、実は軽い抑うつ感が潜んでいて、無気力や意欲低下、不安感などの精神症状を伴っているものです。
まじめで几帳面、自己反省をする傾向が強く、責任感も強く完璧主義、こだわりやすいといった性格傾向を持つ人に多く見られます。 当然このような性格の人は、ストレスも溜め込みやすくなります。
抑うつ型自律神経失調症は人事異動、栄転、定年、退職、新築、引っ越し、子供の独立、家族との離別など人生の節目やライフ・スタイルに大きな変化があった時に発症しやすいと言われます。
こうした生活上の変化は、それがたとえ嬉しいこと、喜ばしいことであっても、大きなストレスになります。
そういうストレスが引き金になって発症するのです。
4. 本態型自律神経失調症
生まれつき自律神経のバランスが崩れやすく、ストレスや心理的原因がなくても発症すると考えられているのが、本態型自律神経失調症です。
ただ本当にストレスがなくても発症するのかは、よくわかっていません。
自律神経が過敏なために、普通だったらストレスにならないようなことでも反応してしまうのかもしれません。
なお統計的には、この本態型自律神経失調症に罹る人はごくわずかしかいません。